ねばならない病
「ねばならない病」にかかっている人は多い。
冷静に考えてみると実はどうでもよかったりすることを、
“〇〇しなければならない!”と思いこんで自分を追いつめ、
苦しくなってしまうこと。それが続いている状態。
それをワタシは「ねばならない病」と呼ぶ。
(※だから、病院で検査を受けてもそう診断されることはないし、ドラッグストアに行ってもクスリは買えないです。わかっていると思うけど 念のため ^^)
やらなきゃいけないことが山のようにあって、
いつも追い立てられているように感じ、
不思議の国のアリスの白ウサギよろしくアセアセドタドタ走り続けている。
やってもやっても減らないタスクに内心疲れ切ってて、
なにかにつけて超~イラついてしまう、悲鳴を上げたくなる、
押しつぶされそうに感じている。
そーいう人は、慢性の「ねばならない病」になっている可能性が高いです。
それ、本当にやらなきゃいけないことなのか?
そこをあらためて落ち着いて検証してみると、
別に急ぐ必要なんてなかったり、自分が心から望んでるわけではない
とわかることも多い。
誰かからやったほうがいいと言われたとか、周りはみんなそうやってるだとか、
常識とか慣習という名の目に見えないものに生真面目に従おうとしてただけだ
と気づくことも。
んで、「それやらなくていいよ」と自分に許可したら、
その途端、心がフワッと軽くなって(自分に課してた重荷が取れるからね)
楽になるのよ。
すると不思議、
今までぜんぜんやる気が出なかったのにスイーッと動けるようになったり、
面倒くさくて先送りにしていた問題にあっさり着手できて、
やってみたら意外にサクサク事が進んだりするってことも、これまたよくある。
それ、本当にやらなきゃいけないことなのか?
ってちょっと冷静に考えて、要らない重荷を下ろしてみてね。
生真面目さ従順さもいいけれど、
考えること感じることを放棄して盲目的に従ってるだけってことはないか、
自分の率直な気持ちを無視していないか、
チェックしてみることは大切なことだと思う。
「ねばならない」と自分を鼓舞し尻を叩いて行動に駆り立てていたエネルギー。
たしかにそれは、今までのあなたに必要だったのかもしれない。
そうやって奮い立たせてきたからこそ、
歯を食いしばって乗り越えられた局面があったかもしれないし、
だからこそ今があるのかもしれない。
そこは素直に感謝💛
でももうそろそろ、そのパターンを手放していいのかもしれないよ💛💛💛
とはいえ、ねばならない病慢性状態の人は、なにせ “ねばならない歴” が長いため、
そう言われても、本当にやるべきことと実はどうでもいいことの区別が
自分ではわかんなくなっちゃってることも多い。
これまで長いこと、ねばならないエネルギーで頑張って生きてきたから
思考も行動もすっかり「ねばならないモード」になっているんだよね。
自分ではなかなか己を俯瞰できなかったりする。…これもまた真実。
そんな時、伴走しながら、客観的にあなたを照らし、支えつつ励まし、
時に適切なアドバイスをくれる存在がいてくれるととても頼もしいでしょ。
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